2019/02/15

mic.edu "Microphone Education"リリース!




天才MC"A-Twice"を擁した伝説のグループ、mic.eduの音源を、最新リマスターサウンドで世界初のコンプリート収録!

mic.edu "Microphone Education"

Bandcamp




[Introduction to “Microphone Education”]

ラフラと過ごした、彼にとって最後の一年は、自分にとっても意味深い一年だった。彼のユーモラスで知性に富んだキャラクター、様々なプランニング、刺激、そして何よりも、くだらないギャグのやり取りの応酬...
ただ、それはあくまで個人的な思い出にすぎない。

今回のリリースは、彼へのトリビュート企画ではない。

彼の遺作、そしてDJ Krushの追悼曲、それらで彼を知った人は彼についての書籍を読み漁り、ちょっとしたラフラトリビュートム-ブメントのような空気が蔓延した時期があった。ただ、、語弊はあるかもしれないが、自分はそれを何かのメロドラマを見てるような気分にさせられていた。なぜなら彼のラッパーとしての本当の凄みを知ろうという空気は生まれないどころか、彼のラップを聴いたことない人すら多かったからだ。

あれから19年経った。当時、mic.eduという若くして素晴らしい才能が結集したグループがアメリカ西海岸にいて、その活動が続いていれば、Souls of MischiefやFreestyle Fellowship、Pharcydeと比類する存在、だけでなく全米全土を代表するラップアクトになっていたであろうこと。ラフラのスキルと魅力的な声はやはり特筆に価するが、その他の2MCの実力も凄まじく、ビートも当時主流のジャジーテイストを基調としつつ、高音のパーカッシブな音の導入やサンプルの組み合わせ方にオリジナリティが見られ、一つのグループとしてもっと評価されてしかるべきであろうということ。ノスタルジーではない。今聴いても彼らの凄みは伝わるはずだ。今回のリリースは、それを伝えたかったからに過ぎない。

彼らの楽曲のリリースは散らばっていて、コンプリートとして出されたことはない。
今回初のコンプリートで、すべてリマスターされた音だ。

(今回のリリースにあたり、共にプランニングし様々なファイルを提供してくれたEric Steuerに感謝したい)

KK the Khaosist (Lo-Vibes)



[mic.edu Biography]



1997年にアメリカ西海岸で結成されたグループ"mic.edu“。天才MC、A-Twiceに加え、Eriksolo、Rüdthe Instructorといった実力派MC、鬼才トラックメイカーQuarterbarらを擁し、彼ら自身のレーベルRocketship Recordsを通して、ジャジーで内省的ないくつかのEPをリリース。 多数のコンピレーションにも参加。アンダーグラウンドラジオでも激しいエアプレイを受けて、高い評価を得た。

グループメンバーA-Twice(Lafura Jackson)は2000年に24歳でガンで逝去。その結果、mic.eduは解散し、EriksoloとQuarterbarはグループMeanest Man Contestなどで活動。(現在もそれぞれ現役で活動中)

そして2019年、ラフラとも交流のあったKK率いるLo-Vibes Recordingsが、mic.eduのすべてのキートラックをリマスターしたアルバム「Microphone Education」をリリース。A-Twiceの知名度先行で見逃されてきた、グループ本来の凄まじく高いクオリティの全容がついに明らかになる。
(Eric Steuer)



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